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再生医療

2024/04/01
【膝関節と再生医療Vol.5】筋力強化で膝の痛みを軽減。変形性膝関節症の症状を軽減させる治療法
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国民病ともいえる「膝の痛み」。その多くは膝の関節にある軟骨がすり減り、骨が変形する「変形性膝関節症」といわれています。なんとなく膝に違和感がある、歩くと痛いなど初期症状で気づくことができれば、症状の進行を遅らせることが期待できます。
今回は、初期段階で行う治療について松﨑医師に教えてもらいました。
 

痛みの軽減や膝への負担を減らす保存療法

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変形性膝関節症の治療法は多岐にわたります。しかし、膝に関わらず関節は血管が乏しいため、一度ダメージを受けたら修復は難しいと考えられ、根本的な治療法はないといわれていました。
従来の治療法は大きく3つに分けられます。そのひとつが保存療法。病気の原因を取り除くのではなく、痛みを軽減する対症療法です。代表的な治療について紹介します。
 

湿布や鎮痛剤で炎症を抑える薬物療法

初期の変形性膝関節症と診断された場合は、湿布や痛み止めの薬が処方されます。炎症を抑えることで、関節が硬くなることを予防する効果が期待できます。
 

潤滑油の役割をするヒアルロン酸を注入

投薬で痛みが治まらない場合は、膝関節内にヒアルロン酸を注入します。関節液の働きを補い、関節の動きをよくする効果が期待できます。炎症を抑え、軟骨を保護し、ダメージの修復に役立つといわれています。しかし、その効果は一時的なもので根本治療にはなりません。
 

炎症を強力に抑えるステロイド剤を注入

膝関節内に注入する治療では、ほかにステロイド剤を用いることもあります。炎症を強力に抑えてくれますが、繰り返し行うと軟骨や骨、靭帯などにダメージを与えることがあるため、頻繁に行うことは推奨されていません。
 

機械を使って痛みを和らげる物理療法

超音波や電気刺激、レーザーなどを使用し、患部の血行や柔軟性を高めて炎症を抑えます。運動療法と組み合わせて行うことが一般的です。定期的に行うことで改善が期待できます。
 
 

生活習慣を見直し筋力をつけるセルフマネジメントも大切

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Vol.2で膝や腰の痛みを防ぐために、日頃から体重管理をし、運動習慣を身につけましょうというお話をしました。これも保存療法のひとつです。
特に体重が増えると膝への負担が大きくなりますので、太らないことが大切です。1㎏増えるだけで、膝への負荷は3~4㎏増えるといわれています。まずは食事や運動で体重を減らすようにしましょう。
 

専門家の指導のもと運動療法で筋力をつける

膝関節に連なる筋肉を強化することで、膝への負担が減ります。しかし、痛みがあると立ち上がることすらつらいときもあるでしょう。ただ、痛いからといって安静にしていると膝関節の動きが悪くなりますし、筋力が弱くなりさらに症状が悪化するリスクもあります。ストレッチやウォーキング、水中歩行などできる運動からはじめましょう。痛みがあるときに自己流で無理に行うのは、危険です。必ず医師や理学療法士の指導を受けて行ってください。
 

靴選びを見直し、インソールを使うのも手

保存療法ではインソール(足底挿板)を用いる装具療法もあります。いわゆる中敷きです。近年、靴屋だけでなくスポーツ用品店でも種類豊富に並んでいますね。歩くときの衝撃を軽減したり、体のバランスを安定させたりするために使うものです。
 膝関節症においても、安定感が増して膝への負担が軽減できます。足の状態に合わせて靴と一緒に選ぶことをおすすめします。市販のものよりも、専門家のもとで足に合わせて作成するほうがいいでしょう。関節に体重がかかる軸を考えながら、アーチの部分を調整し歩行分析を行い作成していくというのは専門家ではないとなかなか難しく、カスタム化されたインソールを作成するとよいでしょう。
 
 

マッサージや鍼灸などで症状緩和を目指す補完代替療法

従来の治療法の2つ目は、東洋医学的アプローチです。鍼灸、指圧、柔道整復、整体、カイロプラクティック、あん摩などです。これらは血行を改善するなど、痛みをやわらげる効果が期待されていますが、治療を担当する施術者との相性もあり、効果が一定にならないこともあります。
また、保存療法と同じで、一時的に痛みは緩和されても原因そのものを取り除く治療ではないため、ぶり返すケースがほとんどです。
 
 
 
これらの治療法を用いても効果がない場合は手術治療を検討します。そのお話しは次回にしましょう。
 

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